2014年10月22日 (水) | Edit |
よさげな女と興味を持ったけれど、想像していたのとは違ったり、人物像がつかめなかったりしてファンになるに至らない方たち。

◆チャールズ2世王妃キャサリン・オブ・ポルトガル

世継ぎを産むことはなかったのですが、エドワード4世と並ぶ、イングランドの好色王チャールズ2世が尊重していた王妃サマと聞いて、興味を持ちました。

が。
本で読んだ限りでは、愛人たちにバカにされている感じがします。
「不妊の王妃ならあつかいやすい!!」と。
世継ぎを産めないことを引け目に重い、卑屈になってる印象なのですよ。
あー、こりゃあかんわ、と思いました。
「妊娠や出産など犬猫妾にもできること。下腹(したはら)を誇るしか能のない女たちなど下の下」と、もっと毅然とした態度の女性であって欲しかったんだけどな(わたしの理想通りでいて下さる義務はありませぬが)。

参考:「英国王と愛人たち-英国王室夜話」(森護著)、「王たちのセックス-王に愛された女たちの歴史」(エレノア・ハーマン著・高木玲(訳))等

◆ユリウス・カエサルの妻カルプルニアさま

カエサルの正妻だったばかっりに、愛人コンプレックスのかたまりのクレオパトラ作家連中から、毎度毎度、クレオパトラの障害物は渡殿にぶちまけられた汚物も同然、惨めで哀れで能無しの石女!扱いされているので、大いに肩を持ちたいのですが、いかんせん、人柄をうかがう史料がほとんどない為、血肉を持った女性として浮かんできません。
カルプルニアさまの解放奴隷が残した碑文で顕彰されているらしいとどこかで読んだのだけど。

ですが、カルプルニアさま派として、カエサルの遺言状の下記の点については声を大にして指摘しておきます。

万一生まれた時の自分の息子のための後見人に、デキムス・ブルトゥスに至っては、次位の相続人の中に指名していた」
(「ローマ皇帝伝」カエサル-83)(太字強調は管理人による)



「万一生まれた時の自分の息子」。

クレオパトラ作家連中が何を主張しようと、カエサルが妻カルプルニアと「夫婦関係」を継続してい証拠です。
付け加えると、この一文はローマ人カエサルにとって重要なのは、ローマ人の妻が産む息子であった証左です。

カエサリオンは、ローマ人カエサルにとっては、ローマ社会の外の存在にすぎなかったのだと、わたしは思います(遺言状執筆時点では)。
(てか、「カエサリオン=カエサルの実子」だと決めつけちゃいけないと思ってます)

◆小早川隆景正室問田の方

「側室を持たない」事が必ずしも奥さんへの愛の証とは思いません。
思わないけれど、やっぱり「妻との間に子供はなかったが、側室制度が容認されていた時代にも関わらず、生涯側室を迎えなかった(※)」事実に心ひかれました。

(※)生涯側室を迎えなかった
記録に残ってないだけかもしれませんが…。


で、奥さんの問田の方にも興味がわいたのですが、この方も人柄をうかがう史料がぜんっぜん見当たりません。空想のネタすらありません。もはや妄想するしかないレベル。

そして、小早川隆景について書かれたものを読んでいたら、なんだか世評に反して、「悪夫」像が浮かんできました。
問田の方、小早川隆景と添い遂げて、あなたは本当に幸福でしたか?

「悪夫・小早川隆景」についてはまたいずれ。

・・・こうして並べてみると、リウィアさまって、わたしにとってはまさに「理想的」な存在です。
実子を「熱烈に望んで」いただんなが、子どもが生まれなったにも関わらず、「終生変わらず比類なく深く愛し、大切にした」と史書に残されていて、高貴、分別、自制、淑徳の匂い立つ人柄も史料からちゃんとうかがえて。
まさにわたしの「運命の女」だな(笑)。

しかるにリウィアは初代皇帝アウグストゥスにふさわしい、偉大なる貴婦人であった。

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