2014年10月03日 (金) | Edit |

15世紀のイギリスでは、「妻が幼い場合たとえ結婚しても、14歳になるまでは待つのが当時の習慣であった」一方、「結婚を完成させてめでたく子が生まれれば、その子の命がどんなに短くとも、子の父親は妻の財産を生涯自由に使い享受する権利を得」ることができた。(石井美樹子著「イギリス・ルネサンスの女性たち」

同書によれば、幼いマーガレット・ボーフォートは父方母方からの遺産を有し、かなり裕福な女相続人であったとのこと。
ということで、わたしの中でマーガレット・ボーフォート(12歳)の夫のエドムント(25歳)は、「財産目当てで幼な妻を孕ませた冷酷非情な鬼畜」疑惑があります。
(情欲から12歳を寝台に連れ込む25歳も十分鬼畜だけど、よほどアブノーマルな行為でもない限り性交で死ぬことはない一方、妊娠出産となると死ぬことすらありますから、「出産」を目的としたエドムントの方が鬼畜に思えます。)(同意のない性行為は殺人と同じなので、前者も許しがたい行為であるのはわかってますが…)

マーガレットさんの年齢を考慮すると、出産で彼女が命を落とすことになってもかまわないとの、未必の故意による殺意すらあったんじゃないかと勘ぐってしまいます。
先の法は妻の生死は条件になく、子どもさえ短時間でも生きていれば、「父」に妻の財産を自由にする権利が生じるとあります。
したがって、妻が死んだ方が財産をより好き放題でき、かつ、裕福な女と再婚のチャンスができる!ので、男にとってはメシウマ状態じゃないですか。

エドムントの血筋からは、金に汚いヘンリー7世(息子)、「妻の代わりなどいくらでもある!」とばかりに使い捨ててくれたヘンリー8世(孫)が誕生しています。
二人のそういった性分はエドムント譲りであったのでは…。

そしてマーガレットさん、もしや、女ゆえに受けた、「夫からの暴挙」に怒り、でも女の身では掣肘が多いから、「男」である息子に自分の無念を託して、「王位簒奪」に執念を燃やしたんじゃないかと空想しております。

しかるにリウィアは初代皇帝アウグストゥスにふさわしい、偉大なる貴婦人であった。

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