2015年03月15日 (日) | Edit |
◆本題に入る前に、古代ローマを舞台にしたドラマの紹介を。

脱出ゲームSPQR(後述)の攻略を探してたら、こんな↓ドラマを見つけました。

リンク:ドラマ「SPQR 01」

セリフがちんぷんかんぷんで、英語をしゃべってないことはわかりました。
あれこれぐぐったところ、イタリアで制作された全13話のドラマであるもよう。

リンク:Wiki「S.P.Q.R. (serie televisiva)」

イタリア語はさっぱりわかりませんが、役名に歴史人物が見当たらないので、「ROME」のような歴史ドラマではなく、日本の時代劇みたいなものでしょうか?

追記.
Twitterでもうひとつ、イタリアのローマ史ドラマを教えていただきました。
ネロりん主役のコメディとのこと。ただし、「ネロが妻と母親と側近の胸像の前でケタケタ笑って燃え盛るローマの大火を眺めてる陰鬱な」ラストであるもよう。
このドラマは英語字幕有り。

リンク:ドラマ「Nero's Big Weekend - Italian with English subtitles」

では本題に参りましょう。

◆SNEEDELさん制作の脱出ゲーム「SPQR」シリーズ
(注意)SPQRシリーズ及びReisenシリーズ内の長セリフは反転仕様。

Web上で無料で楽しめる脱出ゲームです。
ゲームだから謎解きをサクサク楽しめたらいいわと思って挑戦したら、まさかのドラマ性のあるストーリーもの。印象としては、「絵本」がしっくりきます。

リンク:【脱出ゲーム大百科「SPQRシリーズ」】
現在はepisode13まで掲載されています。
おそらく次回episode14で完結するものと思われます。
episode14がアップされました。完結です。

ローマ共和政末期、カエサル暗殺前夜からアクテイウムの戦いの後までの混迷の時代を背景に、女主人公ジッタとアントニウスとの関わりを描く物語であり、脱出ゲームでもあります。

第一に、ジッタがかわいい。
ゲームといっても、萌え絵ではなく、絵本のキャラのような稚いかわいいキャラ絵です(episode12内、カエクス曰く「タヌキの置物のような小娘」)。

小さくて可愛くて、そして、きびきびと女っぽくないしゃべり方がまたよい。
例)「アレクサンドリアについたぞ」
「ここはエジプトだ」
こんな感じで「だ」調、「だぞ」調でしゃべってます。

第二に、アントニウスとの関わり方がよい。
ジッタはアントニウスがエジプトに行ってしまっても追いかけていき、アクティウムで敗戦しても、アントニウスを助けようと彼を連れて辛い逃避行に出たりもします。

なぜならジッタはアントニウスが大好きだから。

大好きであっても「恋愛感情」ではありません。
作中では「友だち」と言っており、それは間違いではありませんが、わたしには「大好き」との言葉が一番しっくりきます。

なぜなら、アントニウスは、ジッタが一番つらい時に労ってくれた人だから。

世間的には、アントニウスはジッタの「恩人」なんだけど、ジッタは「恩返し」の為にがんばってるんじゃないと思います。

わたしには、やはり、ジッタは、一番つらい時に労ってくれたアントニウスを、それゆえに「大好き」になった。そして「大好き」だから、アントニウスが苦しい時もそばにいてやりたいと思い、アントニウスが敗残の身となっても助けたいと思って行動してるのだと。

ジッタが全身から発する「大好き」感がいいのですよ。

他、箇条書きで感想を。

◇ 目隠れ、吃音キャラであったオクタウィアヌスくんは、episode6で華麗に変貌を遂げました。
「眼鏡をとったら美形」ならぬ「前髪をあげたら美形」の法則が発動。
こういうミニゲームの中でも、「オクタウィアヌスは超イケメン」が浸透しているのか(笑)。ななみんの一番の功績だなあ。

◇ アグリッパは登場しなかったけれど、アグリッパの立位置みたいなキャラは出ました。
episode8で登場のカエクスです。

◇ 一度はクリアを諦めたミニゲーム(episode13)ですが、攻略動画を参考にクリアしました。要所々々で、過去エピソードの登場人物が現れてまるで大河ドラマのクライマックスのよう。

【反転開始】
「アントニウス、生き延びよう。
どこかで静かに暮らすんだ。
アントニウスにはジッタの父さんになってほしいんだぞ」

【反転終了】
このセリフを読めただけでもクリアした甲斐がありました。
リアル・アントニウスが8人の子持ちで、決して良い父ではなかった事は、知らないふりをいたします(笑)。

ジッタには幸せになって欲しい・・・。
この一言に尽きます。
ジッタが幸せになる為にアントニウスが必要なら、彼が史実から外れて生き延びてもいい。
でも、episode13終わりのアントニウス、どう見ても死(ry 。

◆SNEEDELさん制作の脱出ゲーム「Reisen」シリーズ

リンク:【脱出ゲーム大百科「Reisenシリーズ」】

「SPQR」シリーズよりも先に、こちらのシリーズが発表されています。完結済み。全10話。
主人公は同じくジッタ(フルネームはロジータ・レシェフスキ)。
時代は第二次世界大戦期。
父も母も収容所で殺され、みなしごとなったポーランド人の少女ジッタは、収容所から脱出してスイスのおばあちゃんの元に向かいます。
おお、「サウンド・オブ・ミュージック」か(笑)!?

ポーランドの収容所から、ドイツのーゲンスブルクを経由して、イタリアのミラノへ、そしておばあちゃんのいるスイスへと逃避行を続けるジッタは旅の途上でたくさんの人と出会います。
いじわるな人もいました。優しい人(人外含む)もいました。
ドイツ軍の大尉。
おばけのギルバート。
レーゲンスブルクのレストランのおじさん。
ピエロのカール。
アナとエリナの姉妹。
盗掘屋のフローリカ。
カラスの親子。
謎の男。

さまざまな人の助けを得て、ジッタはおばあちゃんの元へと向かいます。
ジッタはおばあちゃんに会えるでしょうか・・・?

合間々々に、戦争とは?平和とは?といった問いかけが入ってきます。
たかがゲーム、されどゲーム。いろいろと考えさせられる物語でした。

では、箇条書き感想を。

◇ 「Reisen」にせよ「SPQR」にせよ、物語性が強いので、ゲーム部分をすっとばして物語部分だけを読み直したい時があるのですが、セーブ機能もないので、見たい場面の為に都度やり直すはめに。
物語性が強いといっても、あくまでも主体は「ゲーム」だから、前者を楽しむ利便性がそがれるのはしかたかないとわかってますが、不便です。

夢を口にするのはタダだから言うと、「絵本にして欲しい!」

◇ 全episodeに満足ですが、特にepisode9とepisode10(バッドエンドver.とハッピーエンドver.の二通り有)が好きです。
いや、ミステリ風仕立てのepisode4も、カールと出会うepisode3も、ギルバートと出会うepisode2も、大尉と再会しカラスと出会うepisode8も、あれもこれも、結局全部好きだー。

ベタだけど、episode9で、過去エピの登場人物が次々と現れて、ジッタの逃亡を助けてくれるとこが好き。
その時のジッタのセリフも好き。

【反転開始】
はあ、はあ、何回ありがとうって言ったろう。
ジッタはずっと追いかけられて、いじめられてばかりだったけど
父さん、母さん、見て、こんなにジッタを助けてくれる人がいるんだよ
たとえ戦争中だって!
生まれた国が違ったって!
宗教が違ったって!

【反転終了】

最後のさいごにカラスたちの助けを得て、ジッタが空を飛び、涙ぐむ場面も好き。

なお、episode9のミニゲームは裏ワザを使い、事実上スキップしました。

◆「ピクトさんをさがせ!24(Reisen編)」

脱出ゲーム「ピクトさんをさがせ!」とのコラボ作品、「Reisen編」です。

おばあちゃんと再会したジッタの後日譚。
ニューヨークでデザイン学校に通っているジッタが昨晩仕上げたはずの宿題が見つからない。というわけで家の中から宿題とピクトさんを探しましょう!エンドは2通りあります。

リンク:「ピクトさんをさがせ!24(Reisen編)」

良かった、ジッタが幸せに元気に暮らしていて良かった。
制作した服のひとつには「Karl」のロゴが入ってるのが嬉しいです。

その他の、「脱出ゲーム大百科」さん内で、ジッタが登場するゲームを紹介します。
めんどいのでリンクは貼りません。どこにあるかを書いておきますので、各自でご覧下さい。

1) 脱出ゲーム大百科オリジナルゲーム>「温泉」編を除くキッズシリーズ全て
キッズたちの中にジッタがいます。

2) 脱出ゲーム大百科オリジナルゲーム>ゲーム一般(シリーズもの以外)
「Candy Confidental」
トイレに閉じ込められたジッタちゃん。

3) 脱出ゲーム大百科オリジナルゲーム>ゲーム一般(シリーズもの以外)
「ミラとはなのみやこ」
エッフェル塔の下にジッタがいます。あの二人とともに・・・。

4) 脱出ゲーム大百科オリジナルゲーム>ゲーム一般(シリーズもの以外)
「White Night」
遠くの家の中でダンシングしてます(笑)。

5) 脱出ゲーム大百科オリジナルゲーム>ピクトさんをさがせ!シリーズ
No.47「クリスマス2012編」
ジッタの他にも、なにやら懐かしい人たちが。

6) 脱出ゲーム大百科オリジナルゲーム>ピクトさんをさがせ!シリーズ
No.100回記念「特別編」
ジッタがかくし芸(マジック)を披露するよ。盛大な拍手を!

追記.
SNEEDELさんによるジッタ新作「Dragon girl」が公開されています。

リンク:「EL91 フリーゲーム」

プロローグにて「Oct. 26. 2015」の日付が表示されます。現代の物語です。
「Dragon girl」におけるジッタは車椅子利用者です。
また第2話では、少々心身の成長が遅く見える男の子(あるいは、被虐待児童か?)が登場します。
もしかして、もしかすると、「ノーマライゼーション」、その前提として「心身のハンディキャップへの差別」をテーマになさるおつもりなのか?

他に、Reisenシリーズとの関係も気になります。全く独立したシリーズなのか、スピンオフなのか。
後者であれば、本シリーズのジッタは、Reisenのジッタの孫かもしれない?
Reisenのジッタの登場も有り?
オラ、ワクワクしてきたぞwww

しかるにリウィアは初代皇帝アウグストゥスにふさわしい、偉大なる貴婦人であった。

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コメント
この記事へのコメント
ありがとうございます!
サラさんありがとうございます!先日TWでお話しした内容を、さらに分かり易くブログで紹介いただき、本当にうれしいです!さっそくゲームもやってみようと思います!
2015/03/19(Thu) 12:44 | URL  | Josh #r13xZNus[ 編集]
Re: ありがとうございます!
>Joshさま

こんばんは。
先日教えていただいた「Nero's Big Weekend」も追記しました。
こちらこそありがとうございます。

ゲームも面白いですよ。難しすぎることもなく、攻略掲示板を見たり、攻略動画を探したりもしましたが、おおむね自力で解けて楽しかったです。
めんどいのはepisode9のミニゲームだと思いますが、クリアするとけっこう感動の場面が出てくるので、がんばってください!
2015/03/19(Thu) 20:41 | URL  | サラ #ndrEhoxc[ 編集]
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