2016年05月11日 (水) | Edit |
フリードリヒ大王の運命の女たち(笑)。
事実上皇帝マリア・テレジア、皇帝エリザヴェータ、公式寵姫ポンパドゥール侯爵夫人。

 

エリザヴェータ帝とポンパドゥール侯爵夫人登場の二作品しか紹介できてないけれど、マリア・テレジア帝(事実上)が主役の、タイトルもずばり「マリア・テレジア」(庄司陽子著)もあります。
あるんだけど、「生徒諸君 教師編」25巻に収録なのでリンクはなしにしました。
あれの表紙絵が自分のブログに表示されるなんていやだ。

その1.フリードリヒ大王の人気の理由


中野京子「危険な世界史」

「フリードリヒ大王は、当時の王侯たちに人気が高かった。理由はいくつもある。
小国プロイセンを短期間のうちに、オーストリアと肩を並べる強国に押し上げたこと。
(中略)彼個人の魅力も強烈だったこと。とりわけ啓蒙専制君主のリーダー的存在であったことが大きい」
(中野京子著「危険な世界史」より引用)



このくだりを読んで、ふと思いつきました。
人気の理由をもうひとつ。
すなわち、「フリードリヒ大王は女性蔑視の信念を言葉でも態度でもあらわにしていたから」

ほら、人間は「共通の敵」があれば結託しやすいと言われるじゃないですか。「敵の敵は味方」とも。
当時は、ロシアにエリザヴェータ、オーストリアに大帝マリア・テレジア、フランスにポンパドゥール夫人と、男の君主に互して、一国を支配していた女たちがきらめいていました。

キリスト教の女性蔑視もあいまって、男の君主たちの間に「女のくせに!」と苦々しい思いが蔓延していたのでは?
事実、マリア・テレジアが王位を継いだとたん、継承権に難癖をつけ、列強が禿鷹のように襲いかかりました。いかに年若であったとはいえ、彼女が「男」あれば、こんな横やりはなかったでしょう。

たとえば、フリードリヒ大王ファンクラブ第一号、ピョートル三世は、皇太子としてプロイセンからロシアに来たものの、政情不安定な宮廷の中、尊大なエリザヴェータ女帝の顔色をびくびく窺う毎日でした。
同郷の妻エカテリーナは才知教養にすぐれ、彼にとっては、劣等感をさいなむ存在でしかありません。

ファンクラブ第二号、ヨーゼフ一世。
偉大なる母帝マリア・テレジアの影で、君主として存分に腕をふるえない日々にいらだちました。

言ってみれば、女に虐げられた男たちです。

どうあがいても、「彼女」にはかなわないと悟った時、マリア・テレジアの夫、フランツ・シュテファンのように、女(妻)の偉大さをそのまま受け入れ、自分は自分でできる限りのことに力を尽くすのもひとつの生き方です。

けれど、彼女たちの優れた才知、たゆまぬ努力、不屈の勇気を尊敬し、称賛するよりは、「女のくせに」と軽蔑して、「おれは男だから偉いんだ」と優越感にすがりつき、自尊心を守ろうとする男たちもいます。

そんな彼らにとって、歯にきぬをきせず、女を見下し、バカにし、軽蔑もあらわなフリードリヒ大王は、まさに

「さすがフリードリヒ大王!おれたちにできない事を平然とやってのけるッ
そこにシビれる!あこがれるゥ!」

(ネタ元「ジョジョの奇妙な冒険」)

「フリードリヒ大王の人気の原因のひとつは、露骨な女性蔑視が同性の共感をよんだから」。
仮説として、けっこう面白いと思いますが、どんなもんでしょうか・・・。

(追記)
下の会話は、昔思いついた皮肉小話。
A「ジャッキー・ロビンソンが活躍した頃、女性初の大リーガーが登場していたらどうなったと思う?」
B「そりゃ、男たちの間で人種を越えた結束が生まれたろうよ」

補足しますと、ジャッキー・ロビンソンは、「黒人初の大リーガー」です。
白人ばかりであった当時の大リーグの世界で、人種差別による嫌がらせと中傷誹謗を浴びました。

その2.第一回世界史旦那にしたい人物グランプリ

以前、ツィッターでタグ「第一回世界史旦那にしたい人物グランプリ」が流れてきたので、わたしはフリードリヒ大王を挙げました。

この方、意外と「理想の夫キャラ」だと思うんです。

(1) 女嫌いだから愛人を作らない。
(2) 別居しているから、妻はのびのび暮らせる。
(3) 実子への王位継承に拘らないから、妊娠出産の危険に晒されんですむ。
(4) 別居はするけど、文通はしてくれる。コミュニケーションはばっちりだね!
(5) 自分の死後の妻の年金も含めて、生活費をちゃんと保障してくれる。

申し分のない、完璧な夫ですわ。
まあ、子どもが欲しいと望む女性とか、結婚したら子どもを作るのが当たり前だと呪縛されている女性には向かんでしょうが。

夫にしたい云々はさておいても、「女を見下し、蔑んでいるけれど、女体は大好き、消費する」って男性意識がけっこう幅をきかせている世の中を見てると、「女は嫌いだから近づけない」ことも、そして、「実子への王位継承に執着して、大嫌いな女相手に子作りだけはする」こともしない、フリードリヒ大王には、好感すら持てます。

その3.フリードリヒ大王が自殺を決意!?

女性蔑視のフリードリヒ大王は、その態度が祟ったのか、女性が支配する三国から戦争を仕掛けられる羽目になりました。
皇帝エリザヴェータのロシア。
(事実上)皇帝マリア・テレジアのオーストリア。
公式寵姫ポンパドゥール侯爵夫人のフランス。

「実はこのときさすがのフリードリヒ大王も、三強国に挟み撃ちにされ、兵力は相手の半分に満たず、敗色は濃くなって進退きわまり、胸のロケットに毒薬を仕込んで自殺まで考えていたほどだった(後略)」
(中野京子著「危険な世界史」より引用)



池田理代子さん作画「女帝エカテリーナ」にも、ナレーションがありました。
「一時は退位、自殺まで考えたフリードリヒ大王は(後略)」と。

ここで、疑問がひとつあります。

「キリスト教徒のフリードリヒ大王が自殺を決意するってあり得るの!?」

でたらめを書いているとは思えないので、「自殺を決意したこと」について裏付けになる史料もあるのだろうと仮定しておきます(自力でそこまで探す余力はないので、ご存じの方がいらしゃれば教示乞)。

なので、疑問を言いなおします。

「フリードリヒ大王は自身の信仰にどう折り合いをつけて、自殺を決意したんだ?」

キリスト教は自殺を禁じています。
神への冒涜です。
仮に敗戦となっていても、おそらく殺されることはなかったでしょう。
「女は優しいから」ではなく、いかに勝者とはいえ国王を処刑なんてできないと推測できるからです。他の国のきこえもあるし。
それなのに、なぜ信仰に反してまで自殺の決意を固めたのでしょうか。

見下していた女の虜囚になるのがイヤだったから?
わからない。

ぐぐっても、この戦いの時にフリードリヒ大王が自殺の覚悟を決めていたことだけしか触れてなくて、キリスト教信仰への言及がありません。

仮に、フリードリヒ大王が、内心では「キリスト教なんてくそくらえ!」と罰当たりなことを考えていたとしても、「外聞」てものがあります。

後々まで、「フリードリヒ、自害したんだってよ」と噂されることは、「生きて捕虜となる」ことより、耐えられることだったんでしょうか?

さらに、湧いてきた疑問。

「キリスト教定着以後、自殺した君主っているのかな?」

わたしの守備範囲、古代ローマではキリスト教の束縛もなかったので、名誉を守って自殺した人間がごろごろしています。

ハンニバル。
小カトー(切腹して臓物をひきずりだしました。R15指定されているHBOドラマ「ROME」ですら再現してない)。
ブルトゥス。
アントニウス。
クレオパトラ。
アッティクス(死期を悟って治療を拒んだうえでの餓死だから自殺に分類していいでしょう)。
グナエウス・ピソ。
ペトロニウス。
パエトゥス・トラセアとその夫人。
ネロもオトーもセネカも自殺組。

でも、キリスト教定着後で、名の知れた王侯君主貴顕紳士(女も含む)が自殺したケースってありますか?
暗殺はあります。戦死もあります。刑死もあります。
さて、自殺は?

フリードリヒ大王の話題なので、関連する人物を例にすると、家出の手引をしたという親友は、その為に処刑されました。古代ローマなら、刑死の前に自害しているということもあり得ます。

トマス・モアとか、レディ・ジェーン・グレイ、メアリ・スチュアート、チャールズ一世、ぐっと時代は飛んでメキシコ皇帝マクシミリアンなど、古代ローマなら処刑される前に「意志的な死(自殺)」を選んだのでは?と思える状況です。

やはり、キリスト教の信仰は欧州の人々の心中にしっかり根強いていたということなのでしょうか。

で、結局、わたしの最初の疑問が残ります。

「だったら、フリードリヒ大王は自身の信仰にどう折り合いをつけて、自殺を決意したんだ?」

しかるにリウィアは初代皇帝アウグストゥスにふさわしい、偉大なる貴婦人であった。

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コメント
この記事へのコメント
回答になっていないかも知れません。
ご無沙汰しております。お久しぶりです。
正確には君主ではないですし、謀殺説もあるので、なんとも言えませんが、「マイヤーリンク事件」のルドルフ皇太子が自殺ですよね。あちらでは無理心中って考え方がないから、男爵令嬢を道連れに自殺となると思います。
後は疑似君主としてのヒトラー。
フランス革命期のロラン夫人の夫が、妻の処刑後自殺しています。
ロベスピエールが熱月反動の際、自殺に失敗、もしくは兵に撃たれた。仲間のルバが拳銃自殺。
思い当たったのはここらの人物です。でも、時代が中世や近世と違うから、信仰の仕方も思想も変わってますから、ジャガイモ啓蒙大王と考え方も違うでしょう。

「薔薇王の葬列」の展開も気になるところでございます。

かしこ
2016/05/13(Fri) 10:49 | URL  | 名取の姫小松 #-[ 編集]
Re: 回答になっていないかも知れません。
こんばんは。お久しぶりです。


いろいろ紹介をありがとうございます。

近代以降になると著名人でも自殺が目立ちますね。
フランス革命では信仰を否定したので、その影響もあるのかなと思います。
ロベスピエールやルバは革命家だったから、信仰は・・・、どうだったんでしょ。
なにかの本で、ヒトラーはじめ、ナチス党員たちは、信仰はカトリックが多かったと読んだ時は、少し驚きました。
カトリックなのにあんな酷いことを、ではなくて、やはり近代軍人にも信仰を持つことは染みついてのだなあと。
ナチスの話題が出たので、ヒトラー暗殺未遂に関わっていたのではとされる著名な国防軍の軍人のうち、ロンメル提督は自殺し、カナリス提督は、自殺が不可だったのか否かは知りませんが、絞首刑にされたことを思い出しました。

マイヤーリンク事件は、考えてみれば、カトリックの皇太子が自殺なのに、悲恋あつかいなんですねえ。
エリザベータ皇后の創作ものでは、息子に自殺(心中)された母の嘆きが描かれますが、「息子が、カトリックなのに、神の教えに背き自殺したこと」を嘆く気持ちも入ってるのかしら・・・。
本当に心中であったとしたら、皇太子と男爵令嬢が信仰とどう折り合いをつけたのか気になるところです。

そして、やはり、フリードリヒ大王が信仰とどう折り合いをつけたのか、仮に「自殺」を遂げたとして、それを「虜囚をなるより自死を選んだ!あっぱれ!」と見なす風土が培われていたのか、いろいろ気になります。

「薔薇王の葬列」、コミックス刊行のペースが開きましたが、6巻が6月16日発売ですね。
このペースだと、6巻の続きを発売中の本誌でとはなりそうもないですが、いずれにせよ、6巻が楽しみです。

では、コメントありがとうございました。
2016/05/14(Sat) 21:02 | URL  | サラ #ndrEhoxc[ 編集]
ルーテル派なので宗教的な忌避感は薄かったかも?
こんばんは。
いつも面白く拝見しています。

横からすみませんが、七年戦争でフリードリヒ2世が自殺を覚悟したのは有名な話です。
本人が日記や著作に書いたか、誰かへの手紙に書いたか、後年、それほど追いつめられたと公的な場で述懐したのを、部下か誰かが書き留めたのではないでしょうか。

フリードリヒ2世は、というより初代プロイセン公以来、プロイセン王は代々ルーテル派です。
自殺を禁止しているのはカトリックなので、宗教的な悩みはさほど深刻ではなかったと思われます。

宗教よりも、君主としての責任放棄になるという本人の思考からの忌避感が強かったのではないでしょうか。
2016/07/18(Mon) 03:18 | URL  | 奏 #lnYM7kUo[ 編集]
Re: ルーテル派なので宗教的な忌避感は薄かったかも?
奏さま

こんばんは。
コメントをありがとうございます。


> 横からすみませんが、七年戦争でフリードリヒ2世が自殺を覚悟したのは有名な話です。
> 本人が日記や著作に書いたか、誰かへの手紙に書いたか、後年、それほど追いつめられたと公的な場で述懐したのを、部下か誰かが書き留めたのではないでしょうか。

ペチコートに包囲され追い詰められ、自害を決意したことは、フリードリヒ大王のお話を読むとほとんど触れてますので、彼を語るに欠かせないエピソードなんだなあと思います。
臣下の目から完全に隠れることはできないし、おっしゃるような、臣下の誰かの回想録や手紙にあるのかもしれませんね。あるいは、過去のことと振り返ることが出来るようになった本人の述懐とか。

> フリードリヒ2世は、というより初代プロイセン公以来、プロイセン王は代々ルーテル派です。
> 自殺を禁止しているのはカトリックなので、宗教的な悩みはさほど深刻ではなかったと思われます。

自殺の禁忌はカトリックの方が強かったのですか、そうでしたか。
しかも、攻撃してくるのは、カトリックのマリア・テレジア帝、ポンパドゥール夫人、(自殺の禁忌については存じませんが)ロシア正教のエリザヴェータ帝、ここらへんの宗教観の違いも面白そうだと思いました。

興味深いご意見をありがとうございました。
2016/07/18(Mon) 21:43 | URL  | サラ #ndrEhoxc[ 編集]
最近勉強したことですけど
お久しぶりです。
最近勉強したことですが、1870年の普仏戦争で、ナポレオン3世がセダンの戦いで敗色濃くなり、家臣から「先頭に立って兵士に突撃を命じてください」と敗戦の不名誉を皇帝の戦死で相殺しましょと進言されながら、「これ以上兵の命を損えない」と白旗を上げました。
プロイセン側は捕虜に皇帝がいてビックリ。銃後のユージェニー皇后に夫の降伏と捕虜になったと知らせが来て、「どうして自殺しなかったのよ!」と言ったそうです。スペイン出身で、カトリックの信仰篤いという皇后は信仰よりも体面優先の発言した訳ですね。
中世のフランス王は身代金が払えず捕虜になっていた時代と名誉の考え方が変わっちゃった例ですね。ジャガイモ啓蒙大王と1世紀くらい時代が違いますが、面白いと思います。

話は変わりますが、NHKの番組で、現代の戦争での捕虜虐待の映像で、股間にボカシの入った裸体の男性がズラリと並び、銃を持った女性兵士が立っているものがありました。
セクハラの類いの虐待をしたのだと想像できます。
また、番組が変わりますが、クレオパトラ8世が宮廷闘争で姉妹を追い落とし、遂には暗殺したのではとの考証を紹介がありました。この放送の後、クレオパトラがそんなことをしていたのかと驚いたと投書が新聞に載った覚えがあります。
女性はこころやさしく、母性愛に充ちていると信じている男性がいるのかな? です。
同じ人類、男性がするようなことは女性もするケースがあるよと思いもよらない男性がいるようです。

幻想するのは構いませんが、現実と違う場合に文句は無しにしてもらいたいものです。

長文済みません。
かしこ
2016/07/23(Sat) 17:19 | URL  | 名取の姫子松 #-[ 編集]
ごめんなさい
ごめんなさい。
クレオパトラは8世ではなく、7世でした。
2016/07/24(Sun) 17:04 | URL  | 名取の姫子松 #-[ 編集]
Re: 最近勉強したことですけど
>名取の姫子松さま

こんばんは。お久ぶりです。
いろんな情報をありがとうございます。

> 最近勉強したことですが、1870年の普仏戦争で、ナポレオン3世がセダンの戦いで敗色濃くなり、家臣から「先頭に立って兵士に突撃を命じてください」と敗戦の不名誉を皇帝の戦死で相殺しましょと進言されながら、「これ以上兵の命を損えない」と白旗を上げました。

不名誉を戦死で相殺って考え方、物語で何度か読みましたが、実際にもやっぱりあるんですね。
戦死だって、不名誉には違いないと思うし、虜囚になっても、生きていれば再起の芽もあるし、再起がだめでも生きてるだけでもうけもんと、わたしは思いますが。
家臣の言が、皇帝一人の戦死ですまず、兵士を巻き込む形であるのが、時代とはいえ、腹立たしいです。
不名誉を負っても、「これ以上兵の命を損えない」と白旗を掲げてくれたナポレオン三世には感謝です。

> プロイセン側は捕虜に皇帝がいてビックリ。銃後のユージェニー皇后に夫の降伏と捕虜になったと知らせが来て、「どうして自殺しなかったのよ!」と言ったそうです。スペイン出身で、カトリックの信仰篤いという皇后は信仰よりも体面優先の発言した訳ですね。

鬼嫁・・・、は冗談ですが、体面優先の考え方とはいえ、夫に名誉の自殺を望む妻って怖いです。
そうですよねえ、スペイン出身でカトリック教徒なのに、夫に自殺で対面を保つことを望んでしまうのですね。
フランソワ1世はカール5世の捕虜になっても生き延びたのに。
こういった考え方の変遷をたどるのは面白いです。


> 話は変わりますが、NHKの番組で、現代の戦争での捕虜虐待の映像で、股間にボカシの入った裸体の男性がズラリと並び、銃を持った女性兵士が立っているものがありました。
> セクハラの類いの虐待をしたのだと想像できます。

ひょっとすると、同じ場面を見たかもしれないです。
軍隊内の性問題でも、男性から女性への性加害が多いとのレポートも読んだ覚えがあるのですが、逆が無いってことではなし、さらに戦争状態であれば、敵の人間性を徹底的に痛めつけるためにも為されたんだろうと思うと辛いです。

> また、番組が変わりますが、クレオパトラ8世が宮廷闘争で姉妹を追い落とし、遂には暗殺したのではとの考証を紹介がありました。この放送の後、クレオパトラがそんなことをしていたのかと驚いたと投書が新聞に載った覚えがあります。
> 女性はこころやさしく、母性愛に充ちていると信じている男性がいるのかな? です。
> 同じ人類、男性がするようなことは女性もするケースがあるよと思いもよらない男性がいるようです。

(クレオパトラ8世→クレオパトラ7世への訂正の件、了解しました。)
誰であれ、知らないことは知らないものですから、驚いたこと自体はしょうがないなと思いますが、驚きの理由が、「女性はこころやさしく、母性愛に充ちていると信じている」と信じてるからであれば、いやだなあ。

ジェームス三木さんが杉本苑子さんとの対談で、当時は「定説」であった「伊達政宗の母お東の方による、政宗毒殺未遂」の話題から、現実にあった「母が情夫と結託し、保険金狙いで息子を殺した事件」を指して、「母親が我が子を殺そうとするなんて信じられない」と語ってらして、ほんっとーに、こんな純朴なことを言う人がいるんだーと驚きました。
女のスギソノさんは、「母による子殺し」に全然動じてらっしゃらなかったのも印象的でした。

> 幻想するのは構いませんが、現実と違う場合に文句は無しにしてもらいたいものです。

そうですね。
その点、ジェームス三木さんは、自分の幻想は幻想として、立派に「お東の方による政宗毒殺未遂」の脚本をお書きになったのですから、そこらへんはさすがです。
(「独眼竜」は未見なので、ちらほら耳に入ってくる評判を元に書いてます。)

コメント、ありがとうございました。
2016/07/24(Sun) 22:03 | URL  | サラ #ndrEhoxc[ 編集]
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秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
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