2016年07月20日 (水) | Edit |
いちおう注意:
今回の記事は、男性には不快な内容と思います。
以前アップした時、男性とおぼしき方から、「女の都合でばっかり書いてる」とクレームきましたし。(「はい、そうです」としか返答できんわ。)
といっても、女性であれば、しょっちゅう投げかけられている暴言なんですけどね。
閲覧耐性テストを設けますので、それをふまえてどうぞ。


閲覧耐性テスト:
TK都知事の柳原石子さん(仮名)(女)(男児四人の母)による、下記の発言に不快になるのであれば、続きを読まない方がよろしいかと思います。

「産む機械と言ってはなんだが、装置の数が決まったとなると、機械と言っては申し訳ないが、機械と言ってごめんなさいね、あとは産む役目の人が一人頭でがんばってもらうしかありません。
ですからね、機械の無駄使いをしない為にも、優良な子孫を残す能力のない男性、また質の衰えた男性はすみやかに身をひくべきです。
じじいがいつまでも生きているなんて無駄ですし、若くてもね、『娶って一年、種なしは身を引け』との格言に従い、自分の名誉を犠牲にする精神が大事なんですよ。」



「娶って一年、種なしは身を引け」の元ネタは「嫁して三年(後略)」ですが、「一年」にしたのは、ほら、女の「産む機械能力」こと「繁殖能力」の年齢制限は男性のそれより幅が小さいじゃないですか。
種なしや劣化精子に「三年」もつきあうなんざ、時間の無駄だと思いまして。





◆ご内証の方制度

この項目は、【おネエさまは何故童貞くんを選んだのか?】からの一部を転載しました。

上様の初めて相手としての栄誉を担うが、同時に未通女である上様の体を傷つける大罪を追う。よって、ご内証の方は死なねばならぬ。
(逆転「O奥」におけるご内証の方制度)



以下、わたしが言及する「ご内証の方」は、逆転「O奥」におけるものを指します。

初めて「ご内証の方」の設定を読んだ時、胸のつかえがおりるような、愉快痛快爽快と三拍子揃った快さを感じました。

この快さの原因を考えて、考えて、これだ!と快哉を叫ぶものに至らないのですが、仮説のひとつとして、
「破瓜は男が女に刻印するスティグマ」であり
「処女の体を貫いた男は、その女に対してスティグマを刻印した優越感を抱く」からではないかと思うのです。

しかも、スティグマは刻印なのですから、一生に渡って、男は優越感を有することができるのです。

逆転「O奥」本編では、死罪となる理由を「上様の体を傷つける」からと説明されていますが、「体を傷つける」のみならず、いついつまでも「処女の体を貫いた優越感」を有して、女の自尊心までも傷つけることも指しているのではと思うのです。

だから、「優越感」を宿す心ごと、肉体もこの世から消えてもらってるのではないでしょうか?

◆腹の子の「父」を母が決めるシステム

ご内証の方制度が、ニュートンの力学を覆したアインシュタインの相対性理論であるならば、逆転「O奥」における「父」認定は、天動説をひっくり返したコペルニクス的転回でありましょう。

お夏の奴、最近上様がご懐妊したのは自分の種やと思ていい気になりおって
誰が父親かなんて孕んだ上様のお心ひとつや
結局その時上様が気に入っている男の名になるだけのこと
(逆転「O奥」5巻、お玉のモノローグ)



腹の子の父を決める権限が女にある!

目からうろことはまさにこのこと。

わたしは、このセリフを読むまで、男女逆転O奥において、「子の父をどうやって明確にするのだろう?」と気にかけ、「子の父を明確にする」事にこだわっていました。
家光の元に、お夏、お玉が同時進行で侍り、子産み競争ならぬ、孕ませ競争が始まった時、どうやって子の「父」を特定するのだろうと、まずその疑問がうかびましたもの。

たとえば、女家光の月経が終わった後、お夏が床に侍る。
次の月経がくるまで(つまり妊娠の有無が判明するまで)、お夏で続ける。月経がこなければお夏が「父」と確定するが、月経が来たら受精失敗ということで、お玉と交代する。
そうすれば、「父」が特定できます。

ところが、蓋を開けてみれば、

「腹の子の父は女が決める」であったとは・・・!

「将軍家(母)の血を引くこと」が大事なのであって、父の血が誰であれ問題ではないから、という意味だけではありません。

後宮、O奥、名称はなんであれ、女たちを快楽機能付き孵卵器として閉じ込め、宦官という人工的な畸形を作り出してまでも「父」の血統を守護しようと躍起になった「男」たちへ突きつける剣のよう。
撤廃要求が高まっているにも関わらず、現代日本も女性に「待婚期間」を儲けています。言うまでもなく、「法的に子の父を特定する為」に。

男であるあなたたちは、腹の子の父が特定できない女は不幸であり、ふしだらだと否定した。
そして、子の父の特定ができる状態こそ、女の、そして親子の正しい姿だと思い込ませた。
そんなことはない。
げんに、わが子の「父」を女が決めても、なんら不都合は生じないではないかと。

血統の継続においても、親子の情においても。

「将軍(女)に、わが子の父の決定権がある」件はさらりと流されていますが、もったいないです。

◆側室(男)35歳お褥すべり制度

実のところ、「男性35歳御褥すべり制度」については、全然注目してませんでした。
むしろ、女は30歳で「定年」なのに、男は35歳とは、やはり、女の受胎能力は早く「劣化」するとでも言いたいのか、と、やや不快感を抱きました。
あるいは、女なら30歳でも男断ちできるけど、性に能動的である男性を30歳で女断ちさせるのは可哀そうだからとの意識でも働いたんだろうか、この点、男をの性欲に甘いなあとも。

吉屋信子さんいわく
「女性が三十にしてしてようやく女体の熟する時に、むごくも定年期を施行するなどは、まことに女性の人権無視の非人道的なおきて」との見解があるように、女だけが早々に「性」を封じ込めるものでもありませんのに。

さて、男女が逆転しない大奥での「お褥すべり」の理由は、
(1) 女性の30歳以降の出産を危険視する為
(2) 特定の側室に寵愛を独占させない為
と、言われています。

であれば、男女逆転大奥においては、男に妊娠・出産機能がない以上、(2)の理由によって、35歳定年制が施行されていることになるのですが・・・。

次の仮説もありうるんじゃないかと思います。

優良な子どもを作るには、若い男の方が適しているから。

女性の加齢と受胎能力の衰え、および、誕生する子どもへの悪影響については、ほぼ「定説」と化しています。
一方で男性の加齢と受精能力および、胎児への悪影響については、ほぼスルーされています。

精子は毎日再生産されるとしても、それを作り出す本体は、「老化」からも「劣化」からも免れているわけじゃないのに。

外部リンク:
【男性も早く子どもを作った方がいいですよ】
【精子の老化…DNA配列の変異増加】
【男性も要注意!子供を作るタイムリミット「35歳以上の場合、不妊症のリスクが増える」】
【女性だけじゃなかった。男性の「不妊症」を知っておこう】

(最後のまとめの見出し「女性だけじゃなかった」って、今更何言ってんだ、アホとしか言えませんわ。)

ぶっちゃけ、女だって、優秀な子孫を残すとの目的があれば、優秀かつ「若い男」を子種としたいものです。
スペイン・ハプスブルク家を断絶させた「呪われた子」カルロス二世。
彼が子孫を繋ぐこともできないほど劣弱であったのは、ハプスブルク家の何重もの近親婚が原因と考えられていますが、父であるフェリペ四世が老齢(当時56歳)であったのも悪因子のひとつだったんじゃない?と思います。

ということで、「男性側室35歳お褥すべり制度」は

(1) 女だって「若い」異性を好む。
(2) 子作りの為には、女にとっても、「若い」男の方がよい。

随分前から、不妊であることは女だけの原因でないと指摘されながら、殿方が知ろうともせず、見ようともしてこなかった男性不妊。
今後、きちんと研究や啓蒙が進むことでしょう。
同様に、女の繁殖能力だけが老化し、劣化すると決めつけられ、衰えた女は「不良品」の烙印を押されてきました。
殿方の繁殖能力だって、老化し、劣化し、衰えた男は不良品扱いされるのだと描いたのでは・・・?

では、結びに、「逆転O奥」への、わたしの好きな感想にリンクしときます。

本当に恋しあった二人の間に子がないということは重要な点かもしれない。この先、熱愛カップルは登場するのだろうか。男女は子を為すだけがすべてではない、という(意味の)言葉は現代でももちろん通じるし、男を種馬扱いすることへの怒りは当然裏返して女の側からの叫びでもある。
(外部リンク:「レーヌスのさざめき」内「LEGA、茶々、イシュタル、大奥、お伽もよう」より引用)



しかるにリウィアは初代皇帝アウグストゥスにふさわしい、偉大なる貴婦人であった。

↓「日本ブログ村」に参加しています。記事がお気に召したらクリックを!励みになります。
にほんブログ村 歴史ブログへ にほんブログ村 漫画ブログへ
スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック